子供の成長は、親の遺伝で決まってしまうと思いこんでいらっしゃる方が多いようですが、実は後天的な要素が大きな影響を与えています。
子供が「成長する」ということは、骨が成長するということです。
子供の骨には、両端に骨端線(成長線ともいう)と呼ばれる軟骨部分があり、この骨端線の部分が成長することにより子供は健やかに成長していきます。
しかし、大人になると骨端線は固い骨になってしまい、骨は伸びなくなってしまいます。
個人差はありますが、男子の場合17〜18歳歳前後、女子の場合15〜16歳前後くらいで思春期を終え、骨端線が閉じてしまいます。
骨端線の成長を促すために重要な要素が3つあります。それが、「栄養」「睡眠」「運動」です。この3つの要素をしっかり意識した生活習慣を行うことが、健やかな成長にとって欠かせません。
しかし、現在の子供たちの生活は、塾などでの過度の勉強によるストレスや、テレビの見過ぎ・テレビゲームのし過ぎなどによって睡眠や運動が不足がちです。また、スナック菓子やインスタント食品の普及によって栄養が偏ってしまう傾向があります。
前述した通り、成長期は限られていますので、日々の生活習慣を大切に過ごしていくことで成長の可能性を高めてあげることが大切です。
骨端線の成長の条件として重要な栄養素は、 カルシウム・マグネシウム・亜鉛・タンパク質が挙げられます。
タンパク質は、お肉や卵などに多く含まれているため比較的食事から摂りやすい栄養素ですが、カルシウム、マグネシウム、亜鉛に関しては、普段の食事だけでは不足しがちです。
特にカルシウムは、腸での吸収率が非常に悪い栄養素で、子供達に最も足りていない栄養素となっていますので、不足することのないよう気をつけましょう。
骨や歯の形成に必要な栄養素「カルシウム」。しかし、ほとんどのお子様が十分な量のカルシウムを摂取できていません。
男子 | 女子 | |
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カルシウムの食事摂取基準 (12~14歳・推奨量)※注1 |
1,000mg | 800mg |
栄養摂取量(7~14歳・ カルシウム・平均値)※注2 |
640mg | 609mg |
※注1…日本人の食事摂取基準(2015年版)(対象:12~14才)※注2…平成26年国民健康・栄養調査対象:7~14才) |
「日本人の食事摂取基準(2015年版)」の12~14歳では、カルシウムを男子1,000mg、女子800mgを推奨値としているのに対し、実際の摂取量は男子667mg 、女子607mgです。
この数字は平均ですので、不足しているお子さんが多いのが現実です。不足している分のカルシウムを摂取しようとして食事量が増えてしまうと、カロリーの過剰摂取も気になるため、不足している分のカルシウムを、栄養のバランスも考え、効率良く補うことが大切です。
また、成長期の骨は毎日生まれ変わっていますので、1度にたくさん摂れば良いというものではなく、毎日継続して摂ることが何よりも重要です。
成長期に必要な栄養はたくさんあります。その中でも特に気になる栄養素がたんぱく質やカルシウムではないでしょうか。
グラフを見てみると、たんぱく質はすべての年代で十分に摂れていることが分かります。 たんぱく質はお肉やお魚、豆類、卵などに多く含まれており、食事からも摂りやすいのが特徴です。
実際の数値を見てみると、たんぱく質は平均で約20gの余裕をもって足りています。 20gのたんぱく質は豚ロース(脂身なし)およそ100gに相当し、これは生姜焼き1人分程度になります。
一方で特に不足しやすい栄養素がカルシウムです。 カルシウムはビタミンDやマグネシウム、亜鉛などと一緒に成長期の体を支える大切な栄養素です。 限られた期間の大切な成長期だからこそ、不足しがちな栄養素はしっかり補い、全体のバランスを整えていきましょう。
そこで、子供が成長する可能性を高めるために、普段の食事プラスアルファとしてサポートできるよう、栄養素のバランスを研究して開発されたのが、栄養機能食品「カルシウムグミ」です。
不足分のカルシウムだけでなく、カルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける「ビタミンD」や「マグネシウム」「亜鉛」といった栄養素もバランス良く配合。少食・偏食気味のお子様からプロ選手を目指して頑張るお子様まで、たくさんの方にご愛用いただいています。
現在、カルシウムグミは無料サンプルセットをお配りしておりますので、ぜひ一度お試しください。
管理栄養士/磯村優貴恵プロフィール
大手ダイエット専門のエステサロンにて、食事指導を通してお客様の体を内側・外側の両面からサポート。その後、特定保健指導を経て、現在は子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。
資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター、健康食育ジュニアマスター