> > テーマ「野菜に残った農薬」
食の安全&子どもの栄養バランス のっぽくんママ座談会
食への不安感が社会に広がる昨今。スクスクのっぽくんでは、子どもたちの成長をサポートする立場として、食の安全や栄養に関する座談会を行うことに致しました。育ち盛りのお子様を持つ主婦の皆さんと管理栄養士の磯村優貴恵さんをお迎えして、お話を伺いました。

食の安全と子供の栄養バランスを考える|テーマ野菜に残った農薬

子供の食生活について、ママたちのお話を伺いました。

参加してくださったママたち食への不安感が社会に広がる昨今。
スクスクのっぽくんでは、子どもたちの成長をサポートする立場として、食の安全や栄養に関する座談会を行うことに致しました。育ち盛りのお子様を持つ主婦の皆さんと管理栄養士の磯村優貴恵さんをお迎えして、お話を伺いました。

野菜を食べる時に気になることはありますか?

参加してくださったママたち 高橋
やっぱり農薬が気になりますね。

佐藤
私も農薬は気になるのですが、スーパーでは無農薬野菜ではなく、普通の野菜を買っています。やはり毎日のことなので、値段が高い無農薬には手を出しづらくて。

田中
子供が赤ちゃんの頃は無農薬の野菜を買ったりもしていましたが、育ってきてたくさん食べるようになると、どうしても値段が気になってしまって。野菜は高いですしね。

高橋
量を食べさせたいと思うと、なかなか無農薬には手が出ないですね。

田中
野菜によって、特に農薬が残りやすいものなどはあるんですか?

磯村
例えばキャベツなどは、葉の外側には農薬が付きますが、内側には入りづらい形状をしているので、外側の葉を取るだけでも、農薬の量をかなり減らすことができます。皮をむかないトマトやピーマンなどは、流水でよく洗い流すことが大切です。苺もそのまま口に入るものなので、少し水にさらしてから洗い流すと良いですね。

参加してくださったママたち 田中
農薬って、熱を加えることで減ったりはしないですか?

磯村
農薬は水にとけるものが多いので、野菜を茹でると農薬も多くが溶け出します。なので、ホウレン草など葉物の野菜は、ゆでこぼして調理すると良いですね。

田中
無農薬野菜と並んで有機野菜をよく見かけますが、有機野菜はどのようなものなんですか?

磯村
有機野菜というのは、種まき前の2年以上の間は土に科学的な肥料を与えないことになっているんです。それによって、土の中に微生物が十分にいる状態になります。土がとても良い状態なので、そこで育つ野菜も栄養価が豊富に育つということです。

田中
無農薬野菜と有機野菜だと、どちらの方が農薬は少ないんですか?

磯村
無農薬野菜は、栽培期間中だけ農薬を使っていないので、前の年の農薬が土に残っている可能性はありますよね。なので、野菜の成分的には有機野菜の方がミネラルなどは豊富だと思います。

高橋
農薬の量だけ見れば、無農薬も有機野菜もあまり変わらないんですね。野菜自体の栄養素を考えると、有機野菜のほうが栄養価は高いんですね。

佐藤
体に入ってしまった農薬を排出してくれるのは、やっぱり食物繊維なんですか?

磯村
そうですね。根菜やキノコ類、プルーンなど食物繊維が豊富なものや、ネバネバ成分のある納豆やオクラ、山芋なども、余分なものを巻き取って排出してくれますよ。どうしても農薬を完全に排除するのは難しいので、体に入ったものを、食べ物で上手に排出してあげることが大切です。あと、水分を摂ることも大切です。麦茶はカフェインも入っていないので夜でも安心して飲めますし、穀物でできているのでミネラルや食物繊維も入っていて良いですね。

栄養管理士 磯村優貴恵栄養管理士・磯村 優貴恵

農薬を完全に排除することは難しいもの。よく洗うことも大切ですが、食物繊維など、異物を体外に排出してくれる食物を積極的に摂りましょう。

こちらのコンテンツもおすすめ
アイコン ▶ 食にまつわるママ達のお悩みに答えます 管理栄養士に聞く!こどもの食とお悩みQ&A
キャンペーン
お客様レビュー
期間限定・お試しはこちら
お買い得セット
2箱セット
中高生向けカルシウムグミB1