世界に挑戦する子供達を応援!日本選抜 × FCバルセロナ遠征レポート
2016年8月に茨城県の国営ひたち海浜公園で開催された『明和地所presents 第2回ジュニアフットボールフェスタ サマーチャレンジ CLIO CUP 2016』で選出された優秀選手20名による日本選抜チーム『TEAM CLIO U12』が、2017年1月27日にスペイン・バルセロナ遠征に出発し、2月3日に無事帰国いたしました!
スクスクのっぽくんからは、睡眠改善インストラクターの鈴木が同行し、カルシウムグミによる栄養補給や、時差対策を含めた睡眠ケアで選手たちをサポートしてまいりました。
FCバルセロナ、サン・アンドレウ、RCDエスパニョールとの親善試合、リーガエスパニョーラ(RCDエスパニョール×セビージャ)観戦などを通し、世界トップのサッカーを体感。現地に行かなければ得られなかったであろう貴重な体験の数々、選手達とともに過ごした充実の一週間をレポートさせていただきます。
成田空港から約12時間、ローマで飛行機を乗り換え約2時間。現地時間で28日0時、ようやくバルセロナに到着しました。バルセロナはこの時期としては珍しく雨が降っていました。
朝食後、地下鉄に乗り市内観光へ。午前中はサグラダ・ファミリア周辺を散策。昼食をはさみ、午後はカタルーニャ広場、ランブラス通り、サンホセ市場など、身体馴らしを兼ねて徒歩で巡りました。ホテルに戻ってミーティング、夕方から近くのグランドでゲーム主体のトレーニングを行いました。雨はあがりました。
午前中は地下鉄に乗り、RCDエスパニョールの練習場へ移動。ユース年代のバルサvsエスパニョールの試合を観戦しました。近い年齢の選手たちが繰り広げる激しく素早いサッカーに多いに刺激を受けました。試合は1-0でバルサ。昼過ぎから、また地下鉄でRCDエスパニョールのスタジアムへ移動。リーガのエスパニョールvsセビージャを観戦しました。開始1分でセビージャに退場者が出て試合は3対1でエスパニョールの勝利となりましたが、緊迫したゲーム内容とスタジアムの雰囲気に正に圧倒された90分でした。
午前、地下鉄で2駅のグラウンドでトレーニング。スライディング、1対1などの練習を通しディフェンスの原則を確認後、ゲームを行いました。 午後はホテルで少し休息をとり、夕方、FCバルセロナ戦へ向かいました。
TEAM CLIO U12 vs FCバルセロナ
15分×4本
2-1、0-2、0-2、0-2 合計2-7
先制点をあげ、序盤は優勢に試合を進めるも、決定機を決めることができず、逆に失点を許し、終盤は差をつけられて試合終了。内容は決して悪くありませんでしたが、決めるべき時に決められるかどうかが海外との差であることを痛感した、悔しい敗戦となりました。
朝食とカルシウムグミ(レモン味)を摂り、カンプ・ノウツアーに出かけました。 スタジアムの大きさ、FCバルセロナが積み重ねてきたタイトルの重みを目の当たりにし、実際に選手が通るロッカールームからグラウンドまでの通路を歩き、さすがに、皆、興奮を隠せない様子でした。夕方、サン・アンドレウ戦へ。
TEAM CLIO U12 A VS サン・アンドレウインファンテルB
15分×4本
3-0、1-2、0-0、0-3 合計4-5
TEAM CLIO U12 B vs サン・アンドレウ アレビンA
15分×4本
0-1、0-1、0-1、0-2 合計0-5
vsサン・アンドレウは、多くのメンバーにプレーの機会を与えたいという先方の好意により、2チーム編成での試合となりました。両試合ともジワジワと主導権を握られていく展開となり、ちょっとの差の積み重ねが大きな壁に感じる敗戦でした。
午前中、このチームでの最後のトレーニングを行いました。2連戦の疲れをほぐし、チームの結束も高まっているのを感じました。夕方、RCDエスパニョール戦へ。
TEAM CLIO U12 vs RCDエスパニョールアレビンA
15分×4本
0-2、0-1、0-0、2-1 合計2-4
前半は主導権を握られ、思うように攻撃を出来ない時間が続きましたが、終盤、チーム全員の気持ちがこもったプレーで、一矢報いることができました。 途中、停電で試合が中断となるアクシデントもありましたが、最後まで集中は途切れませんでした。
とはいえ、世界との差を見せつけられたのも事実。選手たちには、この試合で感じた手応えと差を今後のサッカー人生に活かしていってほしいと切に願います。
早朝、ホテルをチェックアウトし、バルセロナ=エル・プラット空港へ移動。いよいよバルセロナとお別れの時。現地でお世話になりました皆様、本当にありがとうございました! ローマを経由し、日本時間2月3日の昼過ぎ、成田空港に到着。皆様、お疲れさまでした。
今回の遠征を通し、少しずつの差が積み重なり、高い壁となって立ち塞がっていることを痛感しました。負けて悔しかった。ただ、確かな手応えも掴みました。選手のみなさんがこの経験を糧に成長していってくれることを信じています。